【2010.11.26配信】
ブレアコンサルティングの服部です。
iPadなどのタブレット端末を使って、「見込み客からお宅に決めるよ」と内示をいただくまでのプロセス支援を、BREA理論のうち、客観誘導理論、RPG(ロールプレイング)設計理論を使って実現するタブレットCRM理論を構築しました。そのため理論に基づいたタブレットCRMを企業に提供できるようになりました。
すでにBREA理論は多くの大企業に導入されておりますが、タブレットCRMも某大企業の営業本部と導入に向けて前向きな打ち合わせが進んでいます。
タブレットCRMを使うだけで(他のシステムを使わなくても)、受注増大支援が実現できます。まさにタブレット端末によるCRMが実現できるのです。
そのテンプレートをiPadで制作いたします。
iPadを使用した提案型、ソリューション型訪問営業、あるいは店舗における高額品の受注支援システムは、まだニュースリリースなどで報道されていませんので、おそらく日本初、もしかすると世界初であるかもしれないと確信しています。
タブレットCRMは、「目的を実現するプロセスをロジカル思考で組み立てている」BREA理論のうち、客観誘導理論やRPG設計理論、それにプロセスを進捗するマジカルウエポンの制作技術などを組み込んだ総合力で実現しております。
スタートはiPadで始めます。iPadにタブレット端末について一日の長があることなどが選択をした最大の理由ですが、iPadのiOSが4.02に発展したことも選択の一つです。営業現場ではマルチタスク機能が必須ですし、無線で印刷機能が付いたことも理由の一つです。
けれども今後は、次々と発売される各社のタブレット端末でも搭載できるようにして展開していきます。マイクロソフトが発売を予定するWindows7タブレットはオフイスがそのまま使えますので、ビジネス的には優位性があると思っています。
タブレット市場はマックとマイクロソフトとグーグルの三つ巴になることは間違いなく、タブレットCRM はハードを問わない形で進めていくようになると思います。
タブレットCRMは、営業員が使用するほどに刻々と要望は増え、発展していきますのでシステム的に発展できるように作らなければならず、その場合にはデータベースを組み込む形になります。また、SFAと連動して使用することもできるようにするため、システムインテグレーターの協力も得ることになります。またスピードも重要ですからアプリケーションとしてブラウザに頼らない方法で検討をしなければなりません。
タブレットCRMを作るには、企業ごとに違う営業プロセスを解明することから始まります。目的を実現するプロセスを左脳思考(ロジカル思考)と右脳思考(感覚思考)とで組み立てることになります。この作業が一般に言う業務要件定義ですが、プロセス進捗についてビジュアルの側面でも定義をすることになります。これらを顧客軸に取りまとめます。
例えば、いま制作打ち合わせを進めている案件では、動画撮影が約20本もありますが、このインタビューのシナリオ設計(目的実現のインタビューシナリオ設計)までが、業務要件定義の範囲になります。
こうしてグランドデザインをしたあと、プロデューサーが指揮し動画撮影やコンテンツを設計し構築していきます。ここでは色や形のデザインではなくビジネス上の目的実現が、最高位に存在することを忘れてはいけないのです。したがってデザインとプロセス進捗が分かる視覚的、感覚的、論理的、直感的に優れたマーケッターの存在が重要です。
コディネートする情報技術者はデータベースとタブレット端末について理解している必要があります。
タブレットCRMは営業員にとっては最高の営業頭脳がいつも手元にあって自由自在に使えるわけですから、第二の脳としてこんなに重宝するものはないと思います。必要な情報がいつでも取り出せ、それを道具にして顧客と対話ができ、プロセスが進むのですから。
また、タブレットCRMを使うことで、営業プロセスの重要性に目覚めると思います。
今後の展開ですが、自社のセミナーを定期的に開催し普及に力を入れます。
タブレット端末メーカーや販売会社とも協業して普及していきます。
RPG設計制作会社と共著で、電子書籍、アナログ書籍の出版も打ち合わせが進んでいます。電子書籍とアナログ書籍とは内容を変えて、電子書籍ではゲームも取り入れて理解を深めるなどの合意がなされています。
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