1+X=Yの公式をロジカルに解けてしまうのが、私の特長であった。若い頃から、いまも変わらない特長。だから持って生まれた特長である。
1を見るとY=10で、したがってX=2+3+4であると解けてしまうのだ。この特長がいつでも自分の自己証明であり、自分を支えてくれたものであった。
閃きに近い回答方法は、ロジカルに考えられるので、すべてコンピュータに乗せることができた。だから、1+X=Yの公式を絶対解けない人たちにとっては、私の発想は謎であり、理解できず、成果を幾つも出して、それからようやく理解できる代物であった。
私は、もっとすごい特長がある。Y=10と知ると、Y+Z=A(1+X=Y)と、その次の姿を見つけてしまうのである。つまり階段を上がると見える風景が変わる.そこからまた次に何が起こるかが見えてしまうということである。
そんなわけでいまのようにあらゆる価値観が転換する時代には、1+X=Yが解ける私の特長は如何なく発揮するのである。
そこでいまは272号になったウイクリー・メールマガジン1本、ブログ2本(iPad-CRMブログ)、単行本出稿1本、執筆中1本、iPad-CRMシステム構築1本、ほかにも幾つもプロジェクトを抱えて情報を発信し続けている。それだけでなく待ち望んでいた集大成というべき仕事が起きる。けれども集大成は1+X=Yの法則に従い、新たなYを求めていくから、集大成ではなく、単なる1に戻ってしまうのである。
これらはすべて私の特長がなせる業だ。寝食を忘れというのはオーバーだが、毎日最終電車で帰宅し、食事をして入浴し、それから冴えた頭を癒し、実際にはiPadでラジオを聴いて……聴くのはアメリカのピアノジャズだが、そうしてリビングで眠くなるのを待って3時半頃に寝室に入り、7時台には起床スケジュールを続けている。
人間は自分の欠点では生きられないが、特長で生きるとこんな暮らし方ができる。
しかし無理がたたるという言葉があるように、どこかでバランスをとらなければいけない。振り返ると「集中する」ことと「しない」ことの二つに分けて、からだが対応していることに気づかされる。からだは自分のことを分かっている。私はからだのがんばりを肌身に染みて知っている。
今日は出版社に入っている単行本の原稿修正で朝から仕事をしている。一休みをして、最近会っていない人にメッセージを送るために旅の寄り道をしている次第である。