2009年6月1日カスタマープリンシプル協議会を設立します。
高成長時代に確立した人・物・金の経営3要素は、コスト削減経営に使われ、世界不況の出口に待っている成熟社会における超高齢社会によるデフレスパイラルにはまったく通用しません。
企業は新しい経営パラダイムを待ち望んでいて、それが顧客・人・物・金の経営4要素を駆使した新たな経営手法となります。
経営3要素に加える顧客軸を、これまでの慣習を踏襲するなら「顧客戦略」でよかったのですが、顧客に対して戦略なる用語は不適切であり、熟慮の結果白洲次郎が好んで使い、ケンブリッジ大学留学時に学んでやがて白洲のバックボーンになったPrinciple(プリンシプル・・原理原則・根本的な方針)こそが企業が顧客に対する最良の言葉であると結論をつけました。
そこで顧客戦略に代わる言葉としてカスタマープリンシプル(Customer Principle)・・CP 顧客に対する根本的な方針)としたわけです。
そして根本的な方針を樹立したら、顧客と関係する部署の行動基準に落としていきます。この行動基準となる活動がカスタマープリンシプル活動(Customer Principle Activity・・CPA)です。CPAはCRMやSFAと同レイヤに位置する概念で究極のCRMやSFAとも言えます。
CPAは企業が待ち望んでいたもので、新しい経営パラダイムの中核をなします。そしてCPAを「顧客と関係性を通じて顧客の価値を実現する長期的、持続的な共生・共歓のビジネス活動」と定義します。
CPAには顧客と関係を深化させる手法、顧客の価値を発見する手法、顧客の価値を実現する手法、併せてビジネスプロセスを進捗させて企業の価値を実現する手法、長期的に持続させLTVを実現する手法、企業と企業担当者、顧客企業と企業担当者が強固な共生・共歓の関係を持続させる手法があります。
その結果、人・物・金にCPAを加えて、かつCPAを中核理論として構築していくことで、これまで実現できなかった「顧客との関係性を通じて顧客と企業の価値を実現して長期的な関係を持続させていく」ことができるようになります。
カスタマープリンシプル協議会は、CPAの理論化活動と普及活動を目的とした協議会です。
こカスタマープリンシプルblogは、会員だけのblogです。この場で皆様と多いに議論をして理解を深めたいと思います。コメント、トラックバックをONにしています。
このblogで説明ができないようなテーマは研修会、分科会に場を移して議論をしたいと思います。
入会を受付開始しておりますので、企業単位で、あるいは個人でのご入会をお待ちしております。新たな経営パラダイムを構築しようと考えている企業、既存のCRM・SFAではなく顧客と関係を深めて売上げを伸ばしていこうとお考えの企業、CPAに賛同して一緒に普及しようと考えるIT等企業、マーケティング企業、プロセス進ちょくツールを考える印刷業など、たくさんの仲間を増やして一緒に新しい経営パラダイム実現を通じて新しい共生・共歓の社会を構築していきましょう。