【2011.03.18配信】
ブレアコンサルティングの服部です。
東京の百貨店から外資ブランドが姿を消しました。ある日突然、百貨店から多くの外資ブランド売り場は商品もなく、もちろん照明も消え、もぬけの殻です。
放射能汚染があるということで東京を脱出したようです。
今日、私は午前中に、大手製薬会社を訪問しました。被災地に薬を送るには病院との連携がなければできません。製薬会社は一刻も早く被災地に薬を届けようとして大変な努力をしておりました。
被災地は薬がなくて病人が亡くなっていることが報告されています。
日本人は原発事故で放射能漏れが起きている状況でも被災者の役立つために何ができるのかを考え、秩序正しく行動する力があります。
製薬会社は、薬の先に患者の命があることを知っています。ですから被災地に薬を一刻も早く届けるために、と言っても薬は医師との連携がなければ勝手に出荷することができませんから、私の想像をはるかに超えた気配りが必要と思います。こうして努力をしていると思います。
製薬会社から私は近くの百貨店へ行きました。そして外国有名ブランドの売り場がもぬけの殻になっている実態を、はじめて知りました。
外資ブランド企業からすれば割り切りや配慮そして高度な経営判断があると思います。
けれども逃げ出すようにして突然に店を閉め、商品を引き揚げてしまうこの文化には怒りに近い驚きを感じます。
私は日本の百貨店が彼らを世界的なブランドに育てたことを歴史的な背景と共に知っています。
手の平を返すようにしてある日突然、通告と共に商品をまとめて出て行った外資ブランドから脱却して、百貨店は日本ブランドを育てるべきと思いました。
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