歩行中に前方不注意の車と接触し利き腕の指を一本、痛めた。翌日整形外科で祖㎜団を受けると脱臼骨折であった。そこは診療所で手術設備はないので、手の専門整形外科では日本トップレベルの医師がいる病院の紹介を受けた。
湯島天満宮のほど近くにあるのだが、文京区は坂の街だ。湯島界隈も胸突き八丁の急坂があって、私の春日あたりと変わらない。
手術前に患部と胸部レントゲン、CT スキャン、それに心電図、採血など一通りの検査をしてから手術。
はじめに出血を最小限度にするために腕の付け根をベルトで抑える。それから腕、手のひら、指の一本ずつを念入りに消毒する。
指の根元に麻酔注射をして、初めに指先に電気ドリルで、穴をあけ、長さ5cmほどの堅い銅線を金づちで打ち込む。それから粉砕した骨を集めて形をつくり、今度は指の脇腹から、電気ドリルを差し込み骨に3本の穴を開ける。そしてここにも3本の堅い銅線を金づちで打ち込み骨を固定する。
最後は当て板をして包帯を巻く。それが写真の姿である。日帰り手術である。
5週間たったら再検査をしてよければ4本の銅線を抜く手術を行う。それからリハビリーで2か月以上かかるという話だ。
当日は片側一車線の道路を横断していた。左50m先にある信号は赤色だった。右先150mにある信号も赤であった。したがって二つの信号間に車は一台もなかったのである。
私が渡ろうとした道路の先はコンビニの駐車場があった。そこから出て歩道のにまたがりながら停車している一台の車があることは承知していた。だからその車の動きを見ていたが、車の運転手も私を見ているのだろうと一人合点をして車道に足を踏み入れた。すると急発進した車が片側一車線の道路を右折して横断中の私に当たったというわけだ。
人生は一寸先が闇であるとはこのことだ。
パソコンを長く扱ってきたせいか腱鞘炎を患っていたので、リハビリーに通っている間に腱鞘炎を直してしまおう。