マジカルウエポン制作所はまだ本格的に事業を開始していないのに仕事が入る。それも誰もが知っている有名企業ばかりだ。いまどきありがたい話で、私は全力投球をしている。福岡に出張になって空港に着いて携帯をONしたとたんに携帯メールがどかどかと入る。原稿の差し替え依頼だ。手元にPC環境を持たないのでホテルでチェックインしたらすぐにホテルにあるビジネスセンターに飛び込んで、PCを借りて原稿を作成する。YAHOOメールアドレスを持っていて良かったと思うのはこんな時だ。
どこでもNETと接続できる環境を持ったPCを持って歩かなければ仕事にならないと思うようになった。また携帯メールが入って、マジカルウエポン制作所のHPに出す動画の撮影相談だ。動画用の一眼レフカメラも探さなければいけない。
戦略を組み立て、戦略を実現するコンテンツをクロスメディアを使って実現するこの会社は、私の集大成でこれまでの積み重ねの上に成り立っている。集大成は終わりのようだけど、実際は始まりである。
ここから私の第三章が幕開けをするのである。福岡で講演が終わるとすぐに帰京し,事務所に飛び込んで仕事をする。久しぶりに40代、この仕事を始めた頃のような忙しさになってきた。
先週末は知友と3人で若葉の軽井沢へクルマを走らせた。翌日は博多へ直行し、一泊した。その次の日は講演会があった。その間、コンサルの仕事をいくつかやった。新しい提案も行った。
遊びと仕事、睡眠と活動、出会いと別れ、生と死、この世の中は相対する二つのバランスで成り立っている事は良く分かってきた。陰陽(おんみょう)である。
それを知ると光と影が共にうれしい。光が当たってもはしゃぐことはないし、影が差しても哀しむことはない。共にうれしい。
何があっても前に進もうと私は考える。何があってもすべてよくなる。何があってもへこまない。忙しい時は本当にそう思う。
明日は会合が2箇所ある。一つは2時に集まり5時に終わる。二つは4時に始まり7時に終わる。私は二つ目を6時に参加し7時に終わり、それから親しい人たちと私にとっての三次会が始まる。
こうした日常の中にも光と影が差している。出会いと別れが存在している。静けさと喧騒さが同居している。人は陰陽から逃げられない。だから私はびくともしない。光と影を愉しんでいるのだからびくともしない。するはずもない。愉しんでいるのだから。
今日はこれから28日の講演会資料を作成する。日本で始めてSCMとCRMを連結してバリューチェーン化するその技術について話をする。日本を代表する企業が200名程度参加すると事務局から報告を受けている。
日曜日は私がウオッチングを続けている軽井沢にある大紅葉の移植に立ち会う。軽井沢の鈴木さんから電話が入ったのである。古木なので枯れる恐れがある。ここにも陰陽が光と闇を見せている。
いまは夜の11時過ぎ。原稿をリメイクしている。今日は夕食を摂らないで寝よう。