加治隊長はベルギーからドイツに入った。北の島々は氷を想像するような町並みが多かったがさすがにドイツまで南下すると風景は変わる。加治さんもほっとしたのではないかと想像している。ここはライン川沿いにあるバッハラッハの町並みである。川の向こうにはワイン畑がある。加治さんが宿泊したユースホステルのテラスから撮影した写真を送ってくれた。
ドイツの古い町並みはなんと美しいのだろう。町並みを歩くとこんな風だ。ヨーロッパは昔、方言ごとに国家になった。家の様式も似ている。正面の家はチェダー様式である。16世紀イギリスではやった木組みと白壁の住宅である。日本では家を建てた後に薄い板を外壁に貼り付けてチェダー様式と言っているが本物は木組みである。いま、チェダー様式はイギリスだけでなく、フランス、スイス、ドイツそしてカナダなど世界中に広まっている。バッハラッハ街の向こうにはワイン畑が広がっている。
ここはリューデスハイム町のワイン畑。向こうにはライン川が見える。加治さんからの便りは次のようであった。
この際だからワインの産地も見て来よう。」と欲が出まして、アイルランドからフェリーでリヴァプールに渡りロンドンを経由してドイツのライン川沿いに広がるワイン畑を目指しました。途中ブリュッセルに立ち寄りベルギービールを飲むことも忘れません。
ドイツワインといえば日本では甘いイメージが定着していますが辛口で美味しいものが沢山あります。
値段も私にとってはありがたい数字です。1200円も出せばレストラン(高級レストランは知りません)で
美味しいワインが飲めます。(グラスではなくボトル1本です。)
それというのもこちらは酒蔵直営のレストランが多いからなんでしょう。
これはあくまでもワイン作りが盛んな田舎町の話で都会ではそうはいかないと思います。
ドイツにてワインとビールを楽しんだ後はイタリアへ向かいます。
ここはもう フィレンツェを一望できる丘の上から見た風景。フェレンツェを訪ねた日本人が必ず立ち寄る丘だ。加治さんもここに立った。何度目であろうか。イタリアからの報告が楽しみだ。