長く時間が掛かったビジネス小説『ドラクエが教えてくれた営業でいちばん大事なこと』は、もうネット書店で予約販売が始まっている。写真は第三校正原稿。
明日には白焼き校正が出て、印刷所へは24日に。著者献本が9月2日。本はそれから取次店に回り、書店には9月9日頃から平積みされる。出版社はダイヤモンド社で価格は税込み1500円。
石垣島で生まれ育った女の子「稲嶺うらら」が、東京で販売会社に就職し、営業新人賞を獲得するまでの物語で、誰でも読んでわかる青春ビジネス書仕立てになっている。専門書として読む人に向けては、iPadをビジネスに採用する考え方なども記載して、読み応えがあるように配慮をしている。
本書の告知には、若い友人が助けてくれて、ドラクエが教えてくれた営業でいちばん大事なことfacebook、Twitter、メールマガジンがスタートする。
本に関連したシステムを制作している。クラウド、クラサバの両方で制作しているがこちらも、iPadを使って売上を伸ばしたい大企業に向けてプレゼンテーション活動が動き出している。このシステムは、『i-BREA』と名前を付けた。
この設計はすべて我が社がやったものだ。
説明書を作成するに当たって、ここ数週間、考え続けているのだが、どうもとてつもなく凄いもので、この分野における世界的にみて発明的なiPad-CRMになるのではないかと思い始めている。
iPadをビジネスに活用したいと考える企業は多いのだが、使い方が分からない。使ってもうまくいかない。顧客が見なくなり、そうなれば営業も使わなくなるからだ。iPadを使いこなし、顧客の心を動かして売上げを実現するには、たくさんのノウハウと事前準備が必要になる。
これらをすべて乗り越えてiPadを活用し、売上げを伸ばすシステムは、世界初であり、おそらく模倣は出来ないと思う。この説明書づくりは設計者でなければ出来なくはないのだが、理解が深くなければ出来ない。そんなわけで今週末も仕事となっている。
昨年末からの行動を振り返ると、いくつか点で結ぶことができる。この専門分野で世界的な発明ではないかとなったことも点で結んだ結果だ。
昨年末には、世界的な発明を創る、創れる、あるいは創ろうとしてがんばろうなんて、一度も思っていない。未来の点を結ぶことは出来ないからだ。
けれども一冊の本を出すために400字詰め原稿1000枚も書き、そのためにいろいろと調べたことが契機となって、iPadから情報を集め、ビジネスと顧客の状態を捕捉し、プロセスを進めるためのコンテンツをトークスクリプトと共に提示する一連のシステムがまもなく完成をすることにまでたどり着いた。
私の次の興味は、一つはiPad上で顧客の心を動かすコンテンツを創る多彩なノウハウ、例えば拡張現実、超現実などの画像とITを組み合わせたもの。二つはSNSの応用である。すべては一冊の本。『ドラクエが教えてくれた営業でいちばん大事なこと』の執筆から始まった。この先、このビジネスが日本でどう支持されるようになるのか、答えはわからないが、やるべきことはわかっている。
i-BREAが実現する顧客の価値をいかに知らせていくのか、一つひとつを前に進めて、自らも進んでいくしかないのだ。