明日の仕事の打ち合わせを軽井沢でやろうということになった。そういう話にはすぐ乗る性質(たち)なので、翌日クルマで軽井沢へ行った。別荘地泉の里にある喫茶店のテラスで2時間あまり打ち合わせをした。いい風が吹いている。
昼食は信州とろろそば。デザートはつるやに行ってモカソフトと地元のブルーベリー。三時は万平ロールケーキと、小さな町だからクルマで5~10分も走れば、美味しい食事が出来る。
連れは38歳。軽井沢で結婚式を挙げたほど軽井沢が好きらしいが、行ったところといえば観光地ばかり。それでは室生犀星の碑と、ついでに吉村順三伝説の別荘を案内しましょうといった。
軽井沢は短い夏の折り返し地点を過ぎていた。今年は冷夏のようで、知人宅はストーブを焚いている。
打ち合わせに使った時間は3時間、車中でも仕事の話で、非常に気分よく、能率的に仕事の話は進み終わった。連れは夫人に信州名物のおやきを買った。奥さんから軽井沢のどこへ行ったのと訊かれたらなんて答えます?と訊いた。
「喫茶店に行って、それからそばを食べて、スーパーマーケットで試食のブルーベリーを食べて、ソフトクリームを立ち食いして、それから万平ホテルで、ロールケーキを食べてアイスジャスミンティを飲んで……、それから碑を見て古い別荘を見て…軽井沢に10回ほど来たけれど、はじめてのコース」と言って笑った。
高速道路は渋滞しなかった。連れは運転に長けていて、うまい!!!と感じ入った。
軽井沢会談もいいなあ。私は助手席に座ってそんなことを考えていた。