このブログは、一日の閲覧数と何月何日の何時何分にどのページにアクセスされただけが、管理者(私)にわかるように設定されている。驚いたことに月日を追って読まれていないのだ。
最近は軽井沢南ヶ丘が圧倒的に多い。それだけ関心の強いエリアなんだろう。世の中の不景気をよそに軽井沢の不動産は大きく動いているようだ。東京より圧倒的に高い価格の新築マンションがさっと売れる。坪あたり250万円、28坪弱で6950万円。どう見ても億ションには見えない。2階までしか建築できないので土地単価が上乗せされるわけだが、軽井沢の地価は、南ヶ丘の一等地で坪単価20万円くらいだ。(かつてのバブル時には100万円までになったそうだ)
軽井沢の守り人鈴木美津子さんが「しいある倶楽部」サイトで、旅の寄り道「軽井沢の守り人」にリンクを張っていただいているので、そこから来客も多い。
鈴木さんは本当にアグリッシブな方で、あのエネルギーはどこにあるのかと思う。細い腕で大型重機を動かし、切られる運命にある巨木を、自らの土地に移し、新しい嫁入り先を見つけて移植している。鈴木さんの自宅は南ヶ丘にある。
今年の四月にはローズガーデンとカフェ「風の丘しいある」を開業した。ホームページを開設している。
しいあるとは医療事故で命を落とした一人娘が子供のころに自分の名前をいえずに、物語のしいある姫から、しいちゃんと自分を指していた由来による。しいちゃんのご長男にとっては自分の誕生日がお母さんが亡くなった年月日になる。
マイクロソフトのビルゲイツが、巨大な別荘を巨額を掛けて千ヶ滝に造っている(らしい)が、富豪が別荘を建てていることを書いたビルゲイツの名前を書かずに紹介したページにもアクセスは多い。
(18号バイパス ジャムの沢屋が経営するレストランこどうの裏庭)
南ヶ丘でも坪20万円。追分に行けば坪単価4万円くらいからが普通だ。だからその気にさえなれば軽井沢へ移住することなどわけもないのだ。首都圏で家を建てることを考えたらなん分の一かの費用で一軒家が手に入る。
最近は首都圏の自宅を売ってそのお金で軽井沢・追分近辺に300坪から500坪くらい土地を買って35坪くらいの家を建てて、年金と退職金と貯金で悠々と暮らす人が増えている。私の知り合いは、東京にまだ仕事があって新幹線通勤をしている。
それでは老後の生活を軽井沢かと言えばそんなことはない。30代の若い人たちが子供を連れて軽井沢に移っている。ご主人は新幹線通勤だ。
移住した人はもっと早く来ればよかったと異口同音に言う。冬が一番素敵という知友のKさんも自宅を売り払って軽井沢へ移った一人だが、冬は寒いといっても室内はポカポカに暖かいし、寒い外に長い時間いるわけではないので、特別に問題はないですよという。
軽井沢がそれほどにいいのは、計画された植林の地であり、東京に絶対負けないレストランが森の中にあり、東京のどこにもないスーパーがあって、東京のスーパーより新鮮な魚や野菜や肉が手に入り、巨大なアウトレットがあって、ファッション系には困らない。そして軽井沢そのものが浅間山の山麓に位置していて自然の真ん中にあることである。
私が軽井沢に魅せられてから長いので、多少は地域事情も知っているから冷静なところもあるが、観光に訪れて魅せられた人たちが検索をすると、本ブログ「旅の寄り道」が目に留まるのだと思う。
ただ、なぜ南ヶ丘だけが毎日のように検索されるのかわからない。きっと別荘地を探す人と比例しているのかもしれない。そんなことを思いながらブログを書いている。