約3年間で29000キロも走行しているわがクルマのタイヤはすり減ってきていた。乗り心地がごつごつしだしているのはそのせいであった。12月には車検なのでその折に変えてしまえばよいと思っていたのだが、ごつごつ感が響いてくるのでガソリンスタンドに訊くと、まだ走れますが12月の車検前には交換しないといけませんねという宣託であった。
それなら平日の軽井沢へ行けるなと、私は友を誘って軽井沢へ出かけた。まずは軽井沢を通過し、標高2000メートルの高峰高原に向かった。スタート地点が標高1000メートル。急峻なチェリーラインを登ると樹木は落葉松一色になり、一面が黄色い林に色が変化した。みごとな、林であった。
運悪く2台あるデジカメは壊れていた。サービスセンターに電話をすると、新品が買えるほどのサービス料を告げられた。そこでiPadを持参したのだが、ノーマル状態が動画撮影になっていることを忘れ、すべて動画でシャッターを切っていた。
古代浅間山の噴火口跡である湿原地帯を抜けて湯の丸高原、地蔵峠を越えて大笹に抜けた。この道は草津温泉や万座温泉に通じる道で紅葉が美しい。
それから北軽井沢を抜けて白糸の滝を抜け軽井沢へ戻った。軽井沢の紅葉はまだいささか早かったがそれでも十分に満喫できるものであった。
今日は、軽井沢の佐藤さんから、もみじがちょうど見ごろになりましたよと電話が入った。タイヤも連絡がついて早いうちに交換をすることとなった。
仕事先のBMWディラーからの依頼もあってディゼル車を長時間乗らなければいけない。このクルマを使って軽井沢へ行こうか。