日本列島が寒気に包まれて地表が温まらない中、冷たい北風が吹いている。今日から4連休だが私にとってはお呼びではない。せめて道路が空いていればと、渋滞予測情報を見れば、花園から所沢までつながって渋滞予測距離は50Kmに及んでいる。
関越自動車道は田中角栄の肝いりでできた道路だから着工時期が古く、日本で初めてできた名神自動車道(栗東IC~尼崎IC間)の開通年1963年に路線計画がでて1967年には着工している。
当時は渋滞がなぜ起こるのかメカニズムが分かっていなかったため、関越自動車道は地形をなめるようなアップダウンが多い設計図になった。そのため、交通量が増えると慢性的な渋滞をつくる高速道路になった。
渋滞のメカニズムは前の車が減速をすることから始まる。
関越自動車道の下り路線を見ると、
まず鶴ヶ島JCTで圏央道に流出する車が路線変更をするため減速が起こり渋滞をする。
次に高坂SA周辺で登り坂になっているため減速渋滞をする。
嵐山PA周辺が山頂にあり、登り坂で減速渋滞をする。
嵐山・小川ICも同様である。
花園IC付近は荒川による低地になっていてこの前後で下りと登り坂があるため減速渋滞をする。
次に上り路線を見ると
本庄児玉IC出口付近が登り坂になっていて減速するので大規模な渋滞をする。
花園IC付近で減速するので大規模な渋滞をする。
高坂SA付近が登り坂で減速をするので渋滞になる。
鶴ヶ島JCT付近が登り坂になっているので原則をし、さらに圏央道へ流出のため渋滞をする。
川越IC出口手前が登り坂になっているので、出口流出車の車線変更と相まって減速渋滞をする。
所沢ICは練馬IC,大泉JCTが渋滞をしたとき国道254号(川越街道)へ逃げるので出口が大渋滞をし、その影響で高速道も渋滞をする。
練馬ICから流出する目白通りが環八周辺まで渋滞を起こすことが多く、関越高速道新座あたりまでつながるほどの渋滞を起こす。(出典WIKIPEDIA)
休日の軽井沢往復は渋滞をどれほど我慢できるかという自分自身との我慢比べなのである。
どのくらいの我慢かといえば練馬IC~軽井沢IC間は131KM。70KM渋滞となれば区間の53%が渋滞していることになる。
そのうえ、渋滞時にはうっかり追突事故が絶えず、そうなると走行できても車線は絞られ、そのうえ事故現場の見物渋滞が起こるから、シーズンに入った軽井沢へ行くには時に渋滞70KM、帰路も渋滞70KMなんてすごい覚悟をしなければならないのである。
新芽の軽井沢は本当に美しい。寒い冬を乗り越えて芽吹く木々は精気あふれ、いい風が吹くとなればいうことはない。それなら新幹線で行けばいいのではとなるのだが、レンタカーを借りて走るほどむなしいことはない。自分のクルマで自分の好きな音楽を聴きながら走るから楽しい。
そこで私はGWは出勤して平日に代休を取ることにした。それなら渋滞はない。
自分のクルマの良い音響装置を使って、軽井沢に永住しようと私と同じ夢を見ながらもテロに倒れ果たせなかったジョンレノンを聴きながら、新緑の森を流すことができるからだ。
今日は快晴だが肌寒い。これから仕事だ。