昨日はi‐BREA完成発表会の日であった。日立製作所に協賛いただいた発表会を日立製作所のセミナーホールで開催した。雨天にも係わらず会場定員が満席となるほど沢山の企業が参加してくださった。そして親しい友が駆けつけてくれた。軽井沢からも来てくれた。
発表会は成功裏に終わり、多くの方々から理論とシステムへの感嘆をいただいた。友からお祝いの盆栽花が届いていた。育てて欲しいとの想いが込められていた。
思い起こせば3年前、311が発生した後に、生かされた残りの人生を専門分野で社会に役立つコトを残そうと思いついた。しかし霧中に手を伸ばすようで何をどうすれば何ができるのかわからず、それから深い模索へ入り込んだ。完成しスタート台に上るまで3年掛かった。多くの方々の支援を受けて実現した。
今日は二十四節気のうち「春分」の日、昼と夜の長さが同じと定義されている。昼とは日の出から日の入り時間のことだ。地球から見た太陽の通り道は地球の地軸が傾いているため、日本では四季が生まれる。その傾きが地球から見てゼロ度、太陽が春分点を通過した時であると説明した方が正しい。この日を境に夏至に向かって日々昼の時間が長くなる。
今日は私にとっても準備期間から発芽期間へ移る陰陽分かれ目の日だ。
易経でも陰にいる時は陰に従えと教えている。力づくで夜を昼に変えることはできない。今日は発芽の日である。太陽が光を地上に届けた日でもある。残りの仕事人生をi‐BREAの普及に掛ける。
かく思いながら今日はオフィスにでている。春分の光を浴びながら。