服部隆幸 旅の寄り道

昨夜と明日

昨夜は若い友人と二人でホキ徳田の北回帰線へ行った。1年振りかなあ。六本木から我が家は遠いので足が遠のいたエリアにあるのだが、寒くならないうちの忘年会だ。友人の職場が神谷町。そこで隣駅六本木に出向いた次第だ。

ホキは、相変わらず洒脱な人で、軽妙なピアノと唄で、こちらは濃いめのスコッチハイボールを飲み酔いしれた。

ＯＮ－ＯＮの仕事をしている私にとってＯＮ－ＯＦＦの時間を持たないといけないなとしみじみ思った。

今日はオフイスで執筆。明日は１４３０ｋｇの軽い車体に３２６馬力、４５．９ｋｇ・ｆのエンジンを積んだクルマで今年最後の山岳ドライブをしてくる。同乗者はいない。だから車体は重くならず、相当に面白い走りをするはずだ。

 

 

 

庭の秋

昨年咲いたシクラメンは冬の光を浴びて今年も咲いたよと嬉しそうである。

鳥のために残した柿はまだ木にある。これから冬になり、鳥の食べ物が無くなると野鳥たちは柿の木に群れ、順番を待っている。


庭は枯れ葉が降り積もっている。木は厳しい冬に生き残るため葉を自ら落とす。最低のエネルギーで生きられるように体質を変えているのだ。私は踏みしめて、遠い山野にいるかのように錯覚する。

真白な花を咲かせるモクレンも冬支度を整えている。

 
垣根には山茶花が咲いている。

休むという字は木に人が寄りかかっている姿だ。
木は誰に寄り掛かればいいのか。木は木に寄り掛かることで林をつくる。林は木を重ねて森になる。植物は動かなくてもエネルギーを得ることができる。動物は動いてエネルギーを得ることになる。働くとは人が動くと書く。

ふと私は何のために動くのかを考える。家族を養うためか。レンガを積むためか。教会を建てるためか。いや。私は自分のために動く。

三連休明けにセミナーがある。その準備でこれから作業を開始する。

 

 

 

サンマの食べ方名人

若い　将来有望な青年と、打ち合わせが終わってから、サンマでも食べるかと店に入った。
サンマはこう食べるものだよと９５％ほど食べ終わったサンマを眺めてから横を見たら驚いた。

これだ！

頭がない。
「頭。どうしたの？」

「全部食べました。」


え？
うそ！！！