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我が家では朝日がこんな影絵をつくって障子に映してくれる。梅花が咲くころになると、どこからかメジロが飛んできて梅の花びらをついばむ姿が映し出される。この風景は一瞬のモノだ。一瞬だから影絵はすぐに姿を消す。消えてしまえば元の障子に戻る。障子は光を吸い取って自分で光を放つ。紙文化の造影は美しいものだとつくづく思う。