小樽は昔に栄えた都市だ。北海道の道府を札幌と定めた明治政府。札幌から40kmしか離れていない港湾都市小樽は、物流の玄関口として大いに栄えた。やがてニシンが揚がる漁港の役割を果たし、小樽は北海道の商都となった。日銀を初めとした金融機関、日本郵船などの物流会社、倉庫会社などが小樽に競って支店を出した。、
戦後に、ニシン漁が滅びていくと、小樽も衰退の一途をたどることになる。そして観光の目玉として小樽がスポットを浴びてきたのは、歴史が残した建造物群であった。
建造物があるから歴史が見える。
小樽にはスイーツ店、ルタオ本店がある。
おいしいミルクを使った生クリームはさらりとして軽やかだ。
小樽のホテルはオーセントホテルをお薦めする。朝食は絶品。Barが二軒ある。
函館に一泊、札幌に一泊、小樽に二泊の旅であった。台風の影響で飛行機が欠航になり、一日延ばしたが、翌日も欠航の模様であった。そこで列車で帰ろうと決断した。
小樽駅から札幌駅へ出て、札幌駅から約4時間を掛けて新函館北斗駅に戻った。往路には見えなかった駒ケ岳がよく見えた。
木古内から新幹線で青函トンネルをくぐった。トンネル内は25分の旅である。私にとっては2回目の青函トンネルになる。
帰路は約9時間。アメリカ本土へ行けるなと思いながらApple Musicを聴いて過ごした。
盛岡を過ぎたあと、北上が近づいてくると、遠くに目をやった。視線はどこか友人がいるのではないかと探していた。会えないことはわかっているが友を思いやっていた。