このブログテンプレートを制作販売している会社が3月末で、アメリカの会社にブログシステムを販売してしまう。記録が記憶と思って書いていた私にとっては記録が記憶ではなくなってしまうことになる。
売ってしまう日本のシステム会社に訊いても次の点が不明である。
・アメリカの会社で引き続き始める英文のブログシステムは日本語に対応しているのかわからない。
・英文のブログシステムに過去のデータを引き続き、持っていけるかどうかもわからない。
・売ってしまった日本の会社は新たにブログシステムを販売するが、データを引き継げるのかわからない。
つまり現時点では、この先どうなるのか、皆目わからないということになる。
私は過去に取りつかれているわけではないが、写真と文章が残れば、写真や文章の領域をはるかに超えていろいろなことを思い出すことができる。1枚の写真から、とっくに忘れていたことを思い出すことができる。記録が記憶だと誰かが言っていたことがその通りだと思うようになったのは年齢のなせる技なのか。
最悪には、過去の記録を捨ててURLが新しくなるブログを立ち上げることになる。
問題は、どの選択肢があるかをいまのところ定めることができないことにある。常識的には対応を考えてくれるはずだが、会社は売るが売ってしまった製品のメンテは売った先の会社がどうするのか分からない、それはうちが決めることではないという無責任な対応なのである。
記録が記憶だが、こうしてクラウド方式で記録を預けていると、ある日突然に記録が使えなくなる事態が発生する。
私は自分の記憶まで消されてしまう気分でいる。危ういデジタル時代の行く末を体験したようである。