アメリカの友はサンフランシスコから100kmほど南下した、サンタ クルーズ・マウンテンに住んでいる。話によると絵に描いたような美しい町だという。小さなダウンタウンに続く小さな山があって友人の家は山の中腹にあるという。
住まいの近所に小さなワイナリーがあって友はそのワイナリーでつくるピノノアールを一本下げて来日した。それがTESTA ROSSAである。
ロブ・ジェンセンと妻のダイアナが1993年に始めたワイナリーで、「赤い頭」は決してフェラーリの名車を真似したわけではなく、ロブがイタリアに留学している時に、赤い顔をしていたのでついたあだ名をこの旨いワインの冠にしたものである。
友はこのワイナリーの会員で、会員特典としては毎日いつでもOKのテスティングは無料。一年間に2回購入すれば会員資格は継続でき、購入時に10%割引される。
赤のピノノアールと白のシャルドネの二種類しか作っていないそうで、お土産のピノは軽井沢から戻って別の友人と夜の打ち合わせ後に頂戴してしまったが、なるほどこれは美味しかった。
これは高評価であろうとネット検索すると、どの評価も90ポイント以上。しかし生産量があまりにも少なく、日本ではほぼ入手困難であった。
友と過ごした軽井沢を思い出している。つつじが咲き乱れ、町は赤い軽井沢になっていた。