iPadのiOSを新バージョン7.0にアップしようと急に思い立った。新しいバージョンに対応し続けないとやがて時代から取り残されてしまう。どうでもいいことだけれど、なにしろiPadを仕事の中心に置いているのだから、追い掛けるのはやめたとは言えない。
奮闘がここから始まった。ITUNESを新バージョン11.1に変えなければいけなかった。PCのITUNESは触っていないのでどうすれば現状バージョンを知り、アップする手法が分からなかった。ネットで調べたが結構いい加減な話も多かった。次に手元のiPadデータを保存しなければいけなかった。この手法が分からなかったが、考えてトライしてなんとかできた。
いよいよ準備開始だ。充電器のコードを外してiPadをPCのITUNESにつないだ。ところがリカバリーモードでストップした。バージョンアップができないわけだ。英語で細かく表示されるApple社からの不明なエラー3014のメッセージを頼りに原因を考えた。
ふとPCのネットワークが4LTEでも接続していることを思いだした。LTEはその日によって回線速度が3Gになったり安定しない。これが悪戯しているのかもしれないと思い、WIFI無線LANを切断しようと思った。ネットで調べたがどれもこれも複雑かつ手法が違っていた。
悪戦苦闘をしながら、コントロールパネルからネットワークを開いて接続されているWIFIを切断することができた。PCで書いてあることより、はるかに簡単だった。
それで再トライしたのだがリカバリーモードで復元と更新をクリックするとしばらくしてできませんでした。と不明なエラー3014がでた。
3014メッセージを読み込むとセキュリティソフトが邪魔をしてデータをAPPLE社のサーバーに送信しないことがあると書いてあった。
そこでKasperskyセキュリテイソフトを外してみようと思い付き、アンインストールして再起動した。それでもだめだった。もうさじを投げなければいけないなと思ったが、再挑戦してみると画面右下に小さなメッセージが出ていることに気付いた。読んでクリックしたら、それで一気にダウンロードが進んだ。
ところがiOS7.0は、前のと比べてずいぶんと様変わりをした。たくさんのアプリは削除したものも含めて記録されApple Storeの購入済みに保存されて、一つひとつ開くことで画面に出てくるようになっていた。
仕事に必要なアプリはすべて消えていた。これはまずい。アプリがiOS7.0に対応できていないかもしれない。急に思い立ったがために解決に3.5 時間も費やした。こんなことも小さな奮闘だろうなと自分を慰めながら残った仕事に取り掛かった。