BMWの電気自動車i3が発売された。ホテル催事に招待されて六本木まで出かけた。3人の店長からじっくり話を聴いてきたが、いやこれはすごい。
何がすごいって、電気自動車であっても9リッターのガソリン燃料タンクを持つタイプがあって、このタイプは燃料電池の畜電量がゼロになろうと、充電器を使って充電しなくても、ガソリンを入れて走れるのだ。テスト結果があって実証しているらしい。もちろん駆動はモーターだけである。ガソリンエンジンは発電機として使う。だから充電器で蓄電した電気がゼロになってもガソリンを使って発電をし続け、電気駆動で走るわけだ。
燃料電池を空にしたまま充電しないで、ガソリンを入れるだけで充電して走っていると燃料電池に負荷が掛かるのだそうだ。だから推薦はしないが、たまにドライブに行くくらいなら問題はないそうだ。そして走りはBMWそのものでとても速い加速をするのだそうだ。キャラクターはカワイイBMWだが走りはスポーツカーだそうだ。
一回のフル充電で電気代は500円掛かり、これで230キロ走るそうだ。我が家のクルマは約4年4か月乗っているが、1リッターあたり5.3キロ平均。ネットで調べたら4月1日現在、ハイオク1リッター価格は最高で175円、最低で154円だったそうで単純計算ではハイオク3リッターで500円になる。わがクルマは500円コイン一枚で走れるのは16Km。一方i3は同じ500円コイン一枚でなんと230キロも走るのだ。燃料電池容量が6.5%を切ると強制的に燃料タンクを使った自動発電に変わり、9リッターで70キロ走る。
このクルマはもちろんブレーキはあるけれど、停止する時に使えばよく、あとはアクセルを踏めば加速、離せばブレーキが掛かる。ブレーキが掛かった時のエネルギーを使って発電をする。
いやはやすごい電気自動車が生まれたものだ。
次はi8。
こちらはi8ハイブリットカー。2000万円を切る低価格スーパーカーだ。こちらはさすがに乗りこなせないだろうと思うけどi3ならおもしろいなと少しだけ食指が動いた瞬間であった。
次々と新車が出て来るBMWはすごいクルマを出すすごい会社であることを再認識した瞬間でもあった。