仕事が続いて、週休何もなく、毎晩タクシーで深夜帰宅の日が続いている。秋にはオフイスの180度に広がるベランダから落日を愉しんだものだが、太陽は冬至点に近づいて落日を見ることはできない。
今年は暖かで銀杏の木はまだ黄色い葉を落としていない。文京区の播磨坂近くにある千川通りの銀杏並木はいまだに見事なものだ。
けれども合間を縫って近くのジムに通い、おかげで筋力がだいぶついてきた。腕も太くなり、脚の筋肉も盛り上がり始めた。中でも超音波振動を10分間やるSONIXは効果が出る。効果が出れば人間は続けられる。
先日はBMW X1で秩父まで試乗に出かけた。試乗記を連載で書いているのだ。この写真はブドウ畑の中にあるイタリア料理店の入り口。ランチが1000円なのだ。量が多くてとても全部は食べられなかった。
その前は軽井沢へ出かけた。
超多忙だけれど暇をつくってアグリッシブに行動している。
私は私に与えられた今日一日のキャンバスに何を描こうかと考えている。だから私は突き押されるように行動を続ける。しかしだ。どのように生きようと季節は巡っていく。ぜんまい仕掛けで動いている私は一瞬、一瞬を輝く以外にない。季節に流されてしまってはいけない。けれども季節は流れ続け、一瞬は一瞬でしかない。一瞬は記録に残さないと忘却の彼方に追いやられてしまう。しかし一瞬を無視したら人は誰もが季節に流されるしかない。季節に流されていい。個人がつくり上げた時空間の中でしか人は生きられない。
人にfromとtoがある以上、必ず終わりが来る。だからこそ、過去に捕まらず、未来に縛り付けられず、いまの一瞬を集中することで人間は人間らしさを取り戻す。どう生きたかは、心の問題だ。記録にも残らない。産まれて、生きて、死ぬ。これこそがfrom toの正体だ。
中島みゆきさんは哲学者で吟遊詩人。中島みゆきさんの公式動画、暦売りの歌は身体に響く。