お付き合いのある企業からカレンダーが送られて年の暮れを想起するような日々が続いている。激動の2012年もあと13日で13年にバトンタッチをする。
昨夜は仕事の打ち合わせで夕食を共にすることになり、銀座へ向かった。街はイルミネーション一色で、どこが節電なのかわからなかった。
日本から死刑制度がなくならないのは、仇を討つという情念が国民のDNAに刻まれているからだと思う。いまは国が個人に成り代わって仇を討ってくれる。
民主党も、国民によって仇を討たれた。国民は[やると言ったことはやらずに、やらないということをやった」民主党に対して仇を討ったわけだ。
松下政経塾出身の人たちは本当は自民党に入党したかったのではないかと思う。それが選挙枠がなくて入れず、民主党に入った。だから民主党は自民党のようになった。
松下政経塾卒の人たちだけで集団離党し、自民党に入ればよいと思う。そしてどぶ掃除から始めればよいと思う。
さて、その自民党だが、刑務所の塀より高い防潮堤を延々とつくるという国土強靭化計画も困ったものだ。地球の形は長い年月をかけていまのものに落ちついている。自然の連鎖を断ち切るこの計画を、私は国土崩壊化計画としか映らない。原発よりも始末の悪いことが各地で起きると私は確信をしている。
何が起きるか。
大地と海の接点崩壊である。海側の接点崩壊であり、陸側の接点崩壊である。そして広域な塩害であり、漁獲量の減少が起きる。それも有明海の埋め立てで起こったような現象が各地で巻き起こる。
原発は反対といってもエネルギーがなければ、成長はない。
廃炉も大変なことで、いまさら原発中止は遅い決断だ。そもそもこの地震大国島に原発を持ち込んだことが誤りであった。何もかも抱えて2012年は間もなく暮れる。地球が一公転をするのだ。