またも至れり尽くせりのサービスを受けて2泊3日の旅を終えた。体調は完璧で準備の夏を続けることにした。8月は準備の夏である。目標と夢と希望とがあれば人間はいつだって元気で前進できる。それを無くせば失意しか残らない。
今度の単行本は慎重に何度も推敲をしている。マーケティングの世界観を変える内容だから慎重になる。
北極が夏の間に無氷になるまであと30年かからない。極冠の氷が太陽光を反射していることで地球の温度上昇を防いでいるのだが、無氷になると海水が太陽光を吸収してしまう。すると地球上の海水が温度上昇をする。
沖縄県は熱帯地方、本州のかなりの部分が亜熱帯地方になる。動物、植物体系は様変わりする。
日本の空き家は加速する一方らしい。私の自宅近隣でも、30軒あるうちで後継ぎがいるのは一軒だけらしい。我が家も子供は独立して、どう改造しようと新築しようと実家に住む気はないと断言している。
家族が広がり、人口が広がり、人間の住処が広がり、自然を破壊し、動物たちを追い込み、今度は都市の空き家に動物が棲み込んで人間を追い出し、住めない都市が動物の棲家となっていく。
福島が良い例だ。原発事故で住めなくなったエリアは、動物の天国になっている。イノシシ、サル、鹿、それにハクビシン、アライグマ。動物だって雨風が防げる人間の家が棲みやすい。動物たちは日中堂々と舗装道路を歩き、住宅の中に入っていく。人間とすれ違っても逃げ出さない。
避難解除してももうあの地には戻れないと住民は語っている。
人間は自然と闘って生きていけるものではない。人間は弱くて一人では生きられず、皆が専門分野に特化して人を助けることで自分が助けてもらう生き方をしている。
それらが断ち切られようとしている。
ある商店街では、最後の肉屋が閉店したため、客足がぱたりと途絶えた。1Stopショッピングができなくなったからである。あの商店街に行っても肉が手に入らないからというわけだ。
軽井沢の知人たちは畑を借りて野菜だけは自給自足をしている。次は米だという。自然の中で生きていると自給自足が何を意味しているか知っているのだ。
一人ひとりは問題にはならないが、人類のうねりの環境変化が生じると人間は生きられなくなる。最大は気温の変化だ。
これらはマイナス発想ではない。この環境下で人間は生きていかなければならないのである。