iPadはインターネットを持ち歩いていると言われるようになりました。この考えはiPadに対して考え方が少し進歩してきた証拠だと思います。どこでもいつでもiPadを通じてインターネットの世界に入り込め、世界の情報と接続できるのですから。
するとiPadは見せるものから、インターネットを持ち運ぶという機能が、企業の人々の意識上に芽生えてきたといえます。
でもそれだけではありません。インターネットは顧客の心を動かし、商談を実現できます。例えばブライダルサロンでは、挙式を上げる人たちのために、たくさんのカラー写真を用意してiPadでお見せして衣装を決めるようなことに使っています。このアクションは衣装を決めるというプロセスを動かしてというよりも、顧客の心を動かして、衣装を決めているのです。
なぜブライダルサロンで有効的に使われているかといえば、iPad使用目的の原理原則にかなっているからです。
一つは、顧客は同じモノを二度見ないということ。二つは顧客は自分の関心時以外は見ないということ、三つは顧客が見なければ、営業はiPadを使わなくなるということ。この三つをブライダルユースは完全にクリアーしています。まず、見せるとき、毎回顧客は違います。顧客は関心が高いです。そして顧客は夢中になって見ます。自分たちの結婚式ですから関心も高いし、必ず決めなければいけないものです。
一般企業の訪問営業が使っても三つの条件は当てはまります。そこがわからないから企業はiPadを導入しても失敗するのです。顧客にいつ何をどう見せたらよいかがわからない。顧客は関心のないものを見ない。同じものを二度見ない。そこで行き詰って、営業はiPadを使わなくなるのです。